はじめに
こんにちは、開発部門で採用や組織改善に携わっている寺尾です!
今回1/11~1/13の3日間にわたって開催された、スクラムのカンファレンス「Regional Scrum Gathering Tokyo 2023」に初めて参加してきたので、記事にしてみたいと思います。
Day1
場所は御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンターで開催されました。会場に入ると、すぐ目の前にスポンサーブースが出展しているエリアがあり、ブースの周りなどいたるところで多くの人が会話をしている様子が見られ、活気と熱気がある雰囲気に包まれました。
私は初参加だったので、名札に「First Timer」というシールを貼ったのですが、他にも「CSM(認定スクラムマスター)」など様々はシールがあり、どういうステータスなのか?が一目で分かるようになっていました。(私も来年はCSMのシールを貼れるように頑張ろうと思います!)
セッションはただ聞くだけでなく、参加者同士でディスカッションをしましょうという機会が多かったのですが、こういった自分のステータスを表すシールがあることで「初参加なんですね」といった、会話のきっかけになったのが有り難かったです。
そんなこんなで、一緒に参加していたプロダクト開発チームの富田さんと合流しました。ドキドキしながら開始を迎えたのですが、まずはじめにRSGTになぞらえた寸劇が始まり、驚いたのと同時に、会場内も笑いに包まれて、気持ちがほぐれました。
その後は、David Bernsteinさんによるkeynoteが始まり、いよいよスタートです。
▽David BernsteinさんによるFive Development Practices for Building Software with Scrumのスライド
CI, CD, TDD, リファクタリング, ペアプログラミングについて、なぜそれが有効なのか、ポイント等の紹介がされています。
そこからは、各部屋ごとにセッションが行われて、参加者は自分の興味のあるセッションに参加することができます。
▽当日のスケジュール
https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2023/schedule
私も事前にスケジュールを確認して、参加したいセッションの目星を付けていたのですが、途中で知り合った方に誘われて、新しいセッションに参加してみるなど、リアルの場だからこそ生まれる偶発的な出会いを楽しむことが出来ました。
Day2
Day2はLyssa Adkins さんによる「The Agilists’ Emerging Superpower and Our Planetary Challenge」というkeynoteから始まりました。アジャイルとは何なのかという話から、地球規模の課題である気候変動に対して私たちはどう振る舞うべきか?という大きなテーマの内容でした。
▽Lyssa Adkins さんによるThe Agilists’ Emerging Superpower and Our Planetary Challengeのスライド speakerdeck.com
参加したセッションの中でも印象的だったのは、スタメンさんによる「事業部全体を巻き込んだ アウトカム文化への道のり」です。
組織内で「価値の流れ」に関するコミュニケーションが高コストで行われているという課題に対して、EMの役割の定義の見直しや組織体制の見直しを行い、よりアウトカム文化を根付かせていった取り組みが参考になりました。
▽スタメンさんの事業部全体を巻き込んだ アウトカム文化への道のり
また、森さんによる「楽しいだけじゃない、次の一歩を自分で踏み出し続けられるふりかえりへ~」も印象的でした。
チームでより良い未来に向かっていくために、チーム全員で立ち止まり、より良いやり方を見つけるために話し合いをして、行動を少しずつ変えていく活動は改めて大切だなと思いました。
その他にも、Day1やDay2が終わった後に、参加者同士で近くのお店に行き、参加した感想などをシェアする交流の機会があったのが、とても良かったです。
ご飯を食べながらだからこそ出来る話や、盛り上がりもあって、たくさんの出会いや繋がりが生まれました。(RSGT歴5年目の富田さんとご一緒させていただけたおかげで、沢山の人に出会えたので、とっても感謝です!)
Day3
最終日は、OST(Open Space Technology)に参加しました。OSTとは、ワークショップの進め方の1つで、参加者自身が話したいと思っているアイデア、解決したい議題などを持ち寄って、皆の前で発表し、興味を持った他の参加者がそれぞれのテーマごとに集まりディスカッションを繰り返していくというものです。
あっという間に30以上のテーマが集まり、ディスカッションが開始されました。途中での参加や中抜けに制限がないので、参加者も色々なディスカッションを見て回ることができます。
共通の課題感を感じて、ディスカッションに参加しているので、初対面の人同士も、あっという間に白熱した議論になっていきました。とても活気のある空間が生まれて、こういった場を社内でも生み出していきたいなと強く感じさせられました。
おわりに
今回初めて参加させてもらいましたが、アジャイルに関わる方の温かさや、良いプロダクト開発をしていきたいと共通の目的を持った人々が集まる場を実際に体感できて、すごく良い経験になりました!
また、イベントを運営する・場を作るという観点からも、ワークショップやイベントの合間や終了後など、至るところに、参加者同士の会話や出会いのきっかけ作りの工夫がされており、ただセッションをするだけでなく、人と人との出会いをすごく大切にされているのだなと伝わってきて、運営の視点からも勉強になりました。
学んだ内容を社内でも活かしていきたいですし、来年のRSGT2024もぜひ参加したいと思います。ありがとうございました!
RSGT2023に誘って下さった富田さんの記事もぜひご覧下さい^^ techblog.baseconnect.in