アジャイルを学ぶ「紙飛行機ワークショップ」を開催しました

こんにちは!エンジニアの富田です。Baseconnectは1つのビルをまるごとオフィスにしていて、1Fは大きなホールとなっています。

今回、この場所を使って、アジャイルについて学ぶ社内向けワークショップを開催しました。

ワークショップの内容は「各チームに分かれて紙飛行機を作ってもらい、どれだけ多くちゃんと飛ばせるか?」というものです。エンジニアを中心に8名の参加者だったので、2チームに分かれて行いました。(HRチームのエンジニア採用担当の寺尾も一緒に参加しました)


紙飛行機は以下のような作成ルールで作ります。

・ A4の紙をハサミで切って、1機につき1/4だけ使用して下さい
・ 1人が紙を連続して折るのは禁止です
・ 1度折ったら他のメンバーに紙を渡して下さい
・ 先端を丸めて下さい
・ 「飛行場」で3m以上飛んだら合格(納品)です
・ 再利用禁止
・ テスト飛行は1回につき1機だけ

また、作成は「セット」に分かれていて、それぞれの「セット」は計画・実施・検査と適応の書くフェーズがあります。

・  計画 2分
  ・ 計画後、納品数を見積もって下さい(各チームに確認します)
・ 実施 3分(飛行場で飛ばすのも込)
  ・ 実施後、納品数をカウントします(各チームに確認します)
・ 検査と適応 2分

この「セット」を4回行います。

最初に「皆さんは飛行機製造工場です。今回、より多くの納品を行えた工場が受注を獲得出来ます」というレクチャーを行いました。 単なるゲームではなく、「受注獲得のための大切な業務である」というわけです。


当日のタイムテーブルはこのような感じです。

導入・説明(10分)
ワークショップ(50分)
ダイアログ・対話(10分)
座学(20分)
ふりかえり

まずは、準備から。 「飛行場」を作ります。 手前の養生テープから飛行機を飛ばして、向こうのテーブルまで届けば合格です。

レクチャー中

みんな真剣です

投げます!

届いた!


ファシリテーターから各チームに、3セット目はルールを1つ外して良いということが知らされます。

何のルールを外すと、より効率的に合格数を上げることが出来るか、各チームで考えました。

その結果、

・ チームA:「1人で連続して折ってOK」
・ チームB:「先端を丸めなくて良い」

ということにしました。

上記の条件で3セット目は行われ、各チーム共、生産数が跳ね上がりました!

(途中からの参加者が居たため、慣れてもらうために2セット目と3セット目の間に1セット余分に行いました)

結果を見てみると、だんだんと合格数が上がっていている! 反面、あまり見積もりとの乖離がなく、大きな改善目標を持って挑戦する姿勢が薄い印象もありました。


実施後はアジャイルについて座学で学びました。

・ 繰り返し開発について
・ 経験について
・ ふりかえりについて
・ 3セット目で外したルールについて(制約)
・ ムダの話

また、作業環境を見直すことで、多少でも生産効率を伸ばすことができることが出来たのでは?という話もしました。


最後に簡単に今回のワークショップについて、ふりかえりました。

良かったこととして、下記のような事が挙がっていました。

・ 準備が出来ていた
・ いろんな人にやって欲しいと感じた
・ アジャイルの概要が分かりやすかった
・ 競争が良かった

また、もっと良く出来そうな事として下記のような事が挙がっていました。

・ 大胆なチャレンジが出来ていなかった
・ 4回目の結果で判断しても良かったのでは?
・ 抜け道を防いで欲しい
・ 回数がもっと有っても良かった
・ 要件の整理フェーズが有っても良かった
・ お互いの戦略を聞きたかった

次回開催する時は、参考にさせて頂きたいと思います。

(汚い字でスイマセン)

「もっとよく出来る」で出た中に「抜け道」というのがあるのですが、これは、参加者の一人から「紙をグチャグチャに丸めてしまって投げて良いですか?」と質問があったことです。

納品の合格ラインとしては「3m飛ばす」ということなので、「飛行機」の形状に関わらず、その点ではクリアすれば良いのですが、納品物としてはどうなのか?

作業の開始前に、どのような納品物を想定しているのか?こんなものでもいいのか?あんなものでなければいけないのか?など、すり合わせが必要だったかもしれません。 また、これは、今回のワークショップに限ったことではなく、開発業務でも必要なことかと思います。

今回の経験を踏まえて「紙飛行機ワークショップ」をまた別メンバーで開催出来ればと思います!

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